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ーウィリアム・ブレイクの詩とイラストの世界ー |
迷子になった男の子 Little Boy Lost |
お父さん ねえお父さん どこへ行くの? そんなに早く歩かないで ねえお父さん 何か話して でないとぼく 迷子になっちゃう 夜の闇に 父親は消えて 子どもは夜露にぬれてしまった ぬかるみは深く 子どもは泣いた あたりに夜霧が漂う中を |
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迷子になった女の子の話しの次には、迷子になった男の子の話しがある。こちらはわずか2節とこじんまりとした体裁であり、また内容もごく単純だ。 父親についていこうとして、途中で父親の姿を見失い、迷子になってしまう男の子。父親からの独り立ちと、その不安を物語っているのかもしれない。 |
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Little Boy Lost William Blake 'Father, father, where are you going? O do not walk so fast! Speak, father, speak to your little boy, Or else I shall be lost.' The night was dark, no father was there, The child was wet with dew; The mire was deep, and the child did weep, And away the vapour flew. |
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作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2007
このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである