HOME|本館ブログ|英詩|フランス詩|ビートルズ|漢詩|東京を描く | プロフィール|掲示板 |
William Blake アルビオンの娘たちの幻影 |
ウィリアム・ブレイクの詩集「アルビオンの娘たちの幻影」 Visions of the Daughters of Albion から序の歌(壺齋散人訳) 私はテオトルモンを愛したの 恥ずかしいとは思わなかったわ でも処女ゆえの恐れから震えて ルーサの谷間に隠れたの 私はルーサの花を摘んで 谷間から起き上がったの すると恐ろしい雷が起きて 私の処女のマントを引き裂いたの 「アルビオンの娘たちの幻影」はブレイクが1793年に刊行したイラスト入りの詩である。アルビオンの娘ウーソーンはテオトルモンを愛していたが、ブロミオンに強姦されたことで、テオトルモンの愛を失う。 愛の純粋さと、人間社会の因習的な考え方との葛藤を描いた作品だといえる。 Visions of the Daughters of Albion I loved Theotormon, And I was not ashamed; I trembled in my virgin fears And I hid in Leutha's vale! I plucked Leutha's flower, And I rose up from the vale; But the terrible thunders tore My virgin mantle in twain. 前へ|HOME|次へ |
作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2007-2009 |